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今月の枝もの〈10月第2週お届け〉

  • 2025年10月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年10月12日



季節の枝もの便り – 実りと彩りの季節に

おはようございます。

秋の入り口を感じるこの頃ですが、市場には、実ものや色づき始めた枝ものたちが並び始め、少しずつ深みのあるトーンに変わってきました。

今回は、秋を告げるような実りと質感豊かな枝ものたちです。


では、10月2週目便の『今月の枝もの』をご紹介していきます。




1.サンザシ

兵庫県/JA丹波ひかみ

属性:バラ科

秋の実もので秋らしい温もりを添えてくれるサンザシ。赤く熟した実が連なり、どこか懐かしい風情があります。薬用や果実酒にも使われるほど親しみのある植物で、中国では古くから“健胃の木の実”として重宝されてきました。枝の姿も整いやすく、和洋どちらの空間にもよくなじみます。



2.ローゼル〈カクテルアイボリー〉

産地:高知県/西内隆志さん

属性:アオイ科

ハイビスカスの仲間で、花後にできるガクの部分が装飾として用いられる植物です。アイボリー色の果苞が珍しく、他の赤系ローゼルとはひと味違う上品な雰囲気。ほんの少し透け感のある実姿が美しく、柔らかな色味が他の実ものやグリーンとも調和し、上品な印象にまとめてくれます。自然の持つ優しい色合いが秋の枝ものによく映えます。



3.唐辛子〈パントミーヤオレンジ〉

産地:広島県/唐辛子農園あまのじゃく さん

属性:ナス科

ビビッドなオレンジ色が目を惹く観賞用の唐辛子。細長い実がすっきりとしたラインを描き、アレンジに程よいリズムを加えます。観賞用のため食用には向きませんが、長く色が保たれるので秋の彩りにぴったり。温かみのある色合いが、秋の実ものたちと好相性です。



4-1.バラの実〈センセーショナルファンタジー〉

産地:JA北空知

属性:バラ科

名前の通り、鮮やかでセンセーショナルなオレンジレッドの実をつける品種。小粒で愛らしく、ブーケやアレンジのアクセントになります。バラの実は花が終わった後の“ローズヒップ”で、実をつけるまでの時間も美しさの一部。秋の枝ものとして人気です。


4-2.バラの実〈アメイジングファンタジー〉

産地:山形県/ やまがた農協

センセーショナルファンタジーよりもやや深みのある赤が特徴的。艶のある実が連なり、落ち着いた雰囲気を作ってくれます。バラの実は古くからハーブティーや薬用にも使われ、ヨーロッパでは“冬を迎える前の恵み”とも呼ばれます。(こちらの枝ものは食用ではありません。)



5.雪柳

産地:茨城県/水郷つくば農協

属性:バラ科

春に白い花を咲かせる雪柳が、秋の装いに。繊細な枝ぶりはそのままに、ものによって深みのあるニュアンスが楽しめます。軽やかで動きのある枝姿は、他の実ものとも相性が良いです。また、和洋どちらの空間にも馴染みます。



6-1.ユーカリ〈マルバユーカリ〉

産地:長野県/みなみ信州農協

属性:フトモモ科

丸い葉が愛らしいマルバユーカリ。英名では「シルバードラー」とも呼ばれ、シルバーグリーンの葉が秋冬らしい涼しい印象を与えます。オーストラリア原産で乾いた風を好む植物ですが、切り枝ではほどよい湿度を保つと長く楽しめます。香りも穏やかで、空間をさっぱりと整えてくれます。


6-2.ユーカリ〈銀世界〉

産地:和歌山県/JA吉備

葉裏のシルバーがきらりと光るやや長楕円の葉が美しく、名前の通り銀色がかったリーフが特徴。透明感のある色合いが秋冬の空気によく合います。こちらもオーストラリア原産で、ユーカリの中では比較的葉が厚く日持ちも良い品種です。枝ぶりに動きがあるので、花と合わせても単体でも構成が決まりやすい一本。

どちらの品種もスーッとした鼻を抜ける爽やかな香りをぜひお楽しみください。



7.りんご〈アルプスオトメ〉

産地:長野県/JAながの

属性:バラ科

ころんとした手のひらに収まるほどの小ぶりの実が愛らしい観賞用のりんご。赤いリンゴは秋冬の実ものとして人気、枝ものと合わせても単体でも飾りやすいです。枝がない分、花器や小皿などを使って立体的に飾ると映えます。グリーンや赤の色合いで印象が変わり、秋冬のディスプレイにも人気です。



8.レモンリーフ

産地:株)クラシック

属性:ツツジ科

艶のある濃いグリーンの葉が美しいグリーン素材。レモンリーフとは言っても、レモンの木の葉ではありません。アメリカ原産で、正式名はサルアルディア。葉の持ちがとてもよく、脇役ながら、その存在感は確か。さりげない清涼感が空間を整えます。




色づいた実ものや、深みのあるグリーンが主役になる季節。

枝や葉のひとつひとつに、夏を越えてきた力強さと秋の穏やかさが宿っています。日々の暮らしの中で、季節の枝ものをひと枝添えるだけでも、空気がすっと変わります。

これから秋の深まりを感じる枝ものたちを楽しんでいきましょう。

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