今月の枝もの〈4月第4週お届け〉
- 4月26日
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更新日:4月26日
おはようございます。
四月の光が少しずつ強まり、緑の濃淡に奥行きが生まれてきました。
花の名残を抱えながら、新緑は光を受けぴかぴかしだし、少しずつ緑の茂りを感じ始める頃。
森の景色も、やわらかな層を重ねるように広がっていきます。
今日の枝ものは、そんな初夏の静かな充実を感じる七種をお届けいたします。
目にするたびに、呼吸がゆるやかに整い、心がふっとほどけるような時間を運んでくれます。
それでは、4月4週目-卯月便-の『今月の枝もの』紹介していきます。

1.馬酔木(あせび・あせぼ)
属性:ツツジ科
グリーンのイメージですが壺形の小さな花を連ねる常緑低木です。もう少し時期が進んだ頃に花を付けて出回ることがあります。
葉や茎に有毒成分を含み、鹿などの食害を受けにくいため森では群生することもあり、馬が食べると酔ったようになることから「馬酔木」という名がつけられたと言われています。
初夏の新緑の中に深みを足してくれ、単体でもスッキリとし、インテリアグリーンにもおすすめの枝ものです。
2.ムシカリ
産地:山形県/JA庄内みどり
属性:ガマズミ科
大きく広がる丸い葉と質感が特徴的です。
リズムよく付いている葉が空間に余白を生み、春や初夏らしさも添えてくれます。
森では林床から中層にかけて広がり、季節の移ろいを静かに支える樹木です。
3.姫リョウブ
産地:埼玉県/さいたま農協(美園支店)
属性:リョウブ科
繊細な枝先と小さな葉が特徴の落葉低木です。
リョウブは山地に自生し、初夏に白い花穂を上げます。姫リョウブはその中でも小型で扱いやすく、枝ものとしては軽やかな抜け感を生みます。
「令法(リョウブ)」は救荒植物としての歴史があり、法令で植栽が奨励されたことに由来しており、「姫」は小ぶりな姿からその名が付けれらたとされています。
今の時期に出回りますが、新緑は少し水下がりしやすいので、こまめな水換えと切り戻しをしてあげるとまたシャキッとします。
4.銀葉グミ
産地:東京都 /カメリア 藤田兼男さん
属性:グミ科
細かな銀色の毛に覆われた葉が、やわらかな光を反射します。
この銀白色は乾燥や強い日差しから身を守るための適応のための姿ですが、初夏らしく爽やかでお部屋もワントーン明るい印象を演出をしてくれます。
5.ウラジロギンバ
産地:鳥取県/泉 司さん
属性:ヤマモガシ科
葉の裏側が白く、動くたびに表裏のコントラストが現れるのが特徴です。「ギンバ」とは近縁種グレビレアの流通名に由来しています。
オーストラリア原産のネイティブプランツで、乾燥した環境に適応した硬質な葉を持ちます。
空間に入れると、静かな動きと陰影をもたらしてくれそうです。
6.梅花空木(ばいかうつぎ)
産地①:茨城県/斉藤 健次さん
産地②:埼玉県/光山 修司さん
属性:アジサイ科
白い花が梅に似ることから名づけられた落葉低木です。
初夏に向けて花を咲かせる準備段階の枝でも、やわらかな葉としなやかな枝ぶりが美しく、空間に軽やかな流れをつくります。
茎の内部が空洞になる「空木」の性質を持ち、森では光の届く縁に静かに佇みます。
7.ビバーナム〈ブルーフィナンシェ〉
産地:和歌山県/吉備営農センター
属性:スイカズラ科
春に白い花を咲かせた後、青い実へと変化していく品種ですが、こちらは蕾です。
枝ものとしては、花から実へ移ろう途中の姿も楽しめます。
今の時期に似たような見た目のスノーボール(昨年の定期便に使用しています)という枝ものにいていますが、こちらはガマズミの花(蕾)です。丸みのある実の姿が焼き菓子のマフィンを思わせることからこの品種名が付けられたそうです。
また、ガマズミは秋冬の時期と比べて初夏らしいまた違った色や姿です。同じ品目でも季節によって違った姿を見せてくれるのも嬉しいですね。
春が夏に向かうにつれて、爽やかさの中に、軽やかさと活力のある気配が重なっていきます。
枝の重なり、葉の陰影、葉の隙間から差し込む光。
それぞれが調和し、空間に静かなリズムを生みます。
忙しい日々の中で、ふと立ち止まり、心ほぐれる時間を持てたならと思っております。
ときに新緑からもらえるフレッシュな活力も感じながら、
この枝たちが、そんな小さな余白をそっと届けてくれますように。




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