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今月の枝もの〈5月第2週お届け〉

  • 11 時間前
  • 読了時間: 4分

おはようございます。


日差しも強くなり初夏らしくなりました。

朝方の仕入れも半袖でちょうどよい気温となり、気づけば母の日の季節です。

葉の色は深まり、枝には瑞々しさが増し、森の景色も「芽吹き」から「茂り」へと移り変わっていく頃です。

今回の枝ものは、そんな季節の重なりを感じる八種。

風を含んだような葉の動きや、ほのかな香り、静かな陰影。

明るい緑に気持ちが明るくなるような心地よく過ごせる空間づくりとなりますようにお選びしております。


それでは、5月2週目-皐月便-の『今月の枝もの』紹介いたします。





1.銀葉グミ

産地:東京都 / 東京草花

属性:グミ科

銀色を帯びた葉が光をやわらかく反射し、空間に静かな明るさを添えてくれます。

葉の表面を覆う細かな鱗状毛は、乾燥や強い日差しから身を守るためのものです。

風に揺れるたび、表と裏で異なる色がちらりと覗き、森の木陰のような奥行きを生みます。「銀葉」は葉色から(表裏でバイカラーがおしゃれです)、「グミ」というのは果実がグミに似た食感を持つことに由来しています。



2.姫リョウブ

産地:茨城県/ 舘野久夫さん(常陸農協)

属性:リョウブ科

細かな枝先と小ぶりな葉が繊細な印象の落葉低木です。

山地に自生するリョウブの仲間で、森では明るい林縁に生え、初夏には白い花穂を立ち上げます。

軽やかな枝ぶりが空間に自然な流れをつくり、他の枝ものとの調和も美しい一本です。

初夏といえば、この明るい葉が室内で映えるリョウブです。



3.ネズミモチ〈グリーンジュエル〉

産地:和歌山県 / 吉備営農センター

属性:モクセイ科

艶のある葉の間に、小さな蕾を静かに抱え始めたグリーンジュエルです。

初夏に向けて白い花を咲かせる準備の途中で、今の時期は、まだ固く閉じた蕾の粒感そのものが魅力です。

ネズミモチは街路樹や生垣としても親しまれる丈夫な木ですが、森では鳥たちの休息場所や実の供給源にもなる存在で、華やかすぎず、空間に落ち着いた瑞々しさを添えてくれます。

「グリーンジュエル」は、蕾や葉が光を受けた時の瑞々しい輝きから付けられた流通名です。

なかなか入荷しないのでおすすめです。



4.カリステモン〈ドーソンリバー〉

産地:愛媛県 / JAえひめ中央

属性:フトモモ科

ブラシ状の花で知られるカリステモンの一種で、別名ブラシノキとも言われています

(今回は、グリーンとして使用しています。)

細かな葉の動きや枝の線そのものにも魅力があります。

オーストラリア原産で、乾燥地に適応した硬質な葉を持ち、葉を軽く擦ると爽やかな芳香が立ちます。

「カリステモン」はギリシャ語で“美しい雄しべ”の意味があります。



5.ギボウシ

産地:千葉県 / 大野 重雄さん

属性:キジカクシ科

大きく広がる葉が美しい山野草で、半日陰を好み、森では木漏れ日の差す湿った場所に群生します。

切り葉としても比較的日持ちのするグリーンで、水辺のような涼感が生まれます。

葉脈の流れがやわらかく、空間に静かで洗練された落ち着きを与えてくれる存在です。



6.姫水木(ひめみずき)

産地:茨城県 / 柴田花木園さん

属性:マンサク科

細くしなやかな枝に、小さな花が整然と並ぶ姿が上品な枝ものです。

春に花がついたものを定期便で使用しましたが、今回はグリーンをお愉しみください。

枝の線の美しさが際立ち、空間に軽やかな余白をつくります。

ギザギザした葉は、爽やかな明るいグリーンで初夏らしい室内森林浴をお愉しみいただけます。



7.ローズマリー

産地:千葉県/(株)早坂園芸

属性:シソ科

細い葉に触れると、すっと鼻を抜けるような爽やかな香りのハーブです。

地中海沿岸原産で、乾燥した土地に適応するため葉を細く進化させ、水分の蒸散を抑えています。

古くから記憶や集中の象徴ともされ、暮らしに清々しい空気を運んでくれる植物です。

ローズマリーは、ラテン語で「海のしずく(Ros marinus)」という意味を持ちます。

※料理の香りづけなどでも使用されるハーブですが、こちらは生花部門(市場)での仕入れのため、食用で使用されませんようお願いいたします。



8.レモンリーフ〈チップス〉

産地:アメリカ /(株)シマトレーディング

属性:ツツジ科

艶のある葉が特徴のグリーンです。

厚みのある葉は水持ちが良く、枝もの全体を引き締めながら、自然な深みを加えてくれます。

「レモンリーフ」は葉色や爽やかな印象から付けられた流通名で、檸檬の木ではありませんが、名前の通りほんのり柑橘を思わせる爽やかな印象があり、初夏の空気感とも相性の良い一本です。






風を感じる枝、香りを運ぶ葉、静かに光を返す銀葉など、初夏らしい繊細で爽やかなグリーンのものをお選びいたしました。

また、葉の色の濃さや質感などもさまざまに組み合わせておりますので、葉のコントラストもお愉しみいただけたらと思います。

それぞれが重なり合い、暮らしの中に小さな森の景色をつくってくれますように。

忙しさの合間に、ふと目を向けて深呼吸する。そんな心ほぐれる時間を、今回の枝たちとともにお過ごしください。







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