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今月の枝もの〈11月第4週お届け〉

  • 2025年11月23日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年12月13日


おはようございます。


空気が澄み、香りの輪郭がくっきりと立ち上がる季節。

最近では、仕入れから戻っても真っ暗な早朝です。

針葉樹の静かな青さ、ユーカリの爽やかな風、実ものの素朴な温かみ──

冬の入口を感じる9種を仕入れてまいりました。


それでは、11月4週目便の『今月の枝もの』紹介していきます。



1.樅の枝(もみのえだ)

産地:群馬県/あがつま農協

属性:マツ科

クリスマスツリーの原点ともいえる樅(モミ)。ヨーロッパでは“永遠の象徴”として大切にされてきました。樹脂の香りはどこか懐かしく柑橘を含んだような香りで、空気をまっすぐに整えてくれるよう。切り口を斜めに切って水につけると、針葉がより長く瑞々しさを保ちます。葉はやや乾燥しやすいので、なるべく霧吹きなどしてあげるといいでしょう。



2.ヒムロ杉

産地①:福島県/ふくしま未来農協

産地②:愛媛県/うま農協

属性:ヒノキ科

しっとりと落ち着いた深緑が冬の空気に品よく溶け込むヒムロ杉。古くから防虫に使われてきた“ヒノキ科の香り”がほんのり立ちのぼり、室内に森の静けさを連れてきてくれます。枝先は乾きやすいので、飾る前に枝元を少し切り戻し、水にしっかり浸けてから(または霧吹き)使うと長持ちします。



3.ユーカリ〈銀世界〉

産地:長野県/ながの農協

属性:フトモモ科

白銀の粉をまとったような、柔らかな質感が魅力の“銀世界”。手で触れるとベルベットのような感触があり、冬らしい静けさを演出します。蒸散がやや強いため、水はやや多めが安心。花瓶の水をこまめに替えることで、葉の銀色が長く保たれます。



4.マートル/銀梅花(ぎんばいか)

属性:フトモモ科

古代ギリシャで「愛と清らかさの象徴」とされたマートル。艶のある小葉を持ち、手にすると爽やかな甘い香りが広がります。茎が硬めのため、深めに切り戻して十文字に割りを入れ水につけると吸水が安定し、葉の照りが続きます。



5.ブルーアイス

産地①:埼玉県/さいたま農協

産地②:和歌山県/和歌山農協

属性:ヒノキ科

銀青の葉色が美しく、照明に当たると細かな霧をまとったように輝くブルーアイス。レモンにも似た爽やかな香りを持つことで知られ、アレンジのなかでも空気をリフレッシュしてくれる存在です。乾燥すると香りが薄くなるため、飾る前に水あげを丁寧にしておくのがポイント。



6.コニファー〈ブルーバード〉

産地:茨城県/常陸農協

属性:ヒノキ科

名前の通り、青みを帯びた針葉の色が凛としていて、まるで冬の朝霧のような透明感。葉を軽く触ると爽やかな樹脂の匂いがふわりと広がります。乾燥に強い品種ですが、暖房の風が直に当たると縮れやすいので、少し離れた場所に飾るのが上手な付き合い方です。



7.ヤシャ

産地:東京都/土井 勝さん

属性:カバノキ科

小さな球果が愛らしいヤシャブシ。日本の山地に広く見られ、昔は染色にも使われていた“生活に寄り添う樹木”です。枝ぶりは野趣があり、冬の景色をそのまま持ち帰ったかのよう。実ものは乾きやすいので、水あげよりも“飾る場所”を意識して、直射日光を避けると自然な色が保たれます。どことなく蜂蜜のような甘いが香りがするのも魅力です。



8.ユーカリ〈ロングリーフ〉

産地:南アフリカ/株)ワイエムエス 属性:フトモモ科

細長くしなやかな葉が風に揺れるたび、ユーカリ特有のすっとした清涼感が広がります。オーストラリア原産で、強い日差しと乾燥に耐えてきた歴史を持つ植物。葉の表面が乾きやすいので、届いたらすぐに切り戻し、深めの花瓶に入れてあげると美しさが続きます。



9.エリンジューム〈ブルーダイナマイト〉

産地:エクアドル/ザッパージャパン

属性:セリ科

星のように尖ったフォルムと深い青が印象的なエリンジューム。ドライになっても色の残りがよく、ヨーロッパでは“旅のお守り”として束ねられてきた歴史があります。茎は硬く詰まっているため、飾る前にしっかりと十字に切り込みを入れると水が上がり、表情がいきいきとします。




来月のお届けはクリスマスを過ぎてからの発送となりますので、11月末ですが、一足早めに冬の枝もの(クリスマスまでお愉しみいただけるように)をセレクトしております。

香り・質感・音・光……五感すべてで愉しむ“静かな贅沢”。

部屋に森の呼吸が加わり都市の暮らしにやわらかな自然のリズムが宿ります。

これから忙しくなる日々ですが、冬の森を感じ、深呼吸をしてリラックスをするお時間をお過ごしください。

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