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今月の枝もの〈11月第2週お届け〉

  • 2025年11月9日
  • 読了時間: 3分


おはようございます。

少しずつ空気に透明感が増して、木々の香りも澄んで感じられる季節になりました。


今週は、常緑と紅葉のあたたかみ、そして実ものの静かな華やぎが調和したラインナップです。森の気配をそのまま室内に取り込むような、落ち着きと生命感を感じる枝ものたちをご紹介します。



では、11月2週目便の『今月の枝もの』紹介していきます。



1.ビバーナム・ティナス

属性:スイカズラ科

冬のはじまりに実をつける常緑の枝もの。青みを帯びた黒い実が上品な枝ものですが今回はルビー色で艶のある葉と実のコントラストが美しいものを選んでおります。冷たい空気に触れると香りがより引き立ち、凛とした季節感を演出してくれます。



2.グレビレア〈バイレアナ〉

産地:外国/ワイエムエス

属性:ヤマモガシ科

オーストラリア原産の常緑樹。シルバーグリーンとブロンズが混じり合う細長い葉がエレガントで、角度によって色が変わる表情豊かな枝ものです。ドライになっても色褪せず、質感はしっとりと革のよう。インテリアグリーンとしても人気の高い品種です。



3.ヤシャ

産地:東京都/土井 勝さん

属性:カバノキ科

ヤシャは「夜叉の木」とも書きますが、名前の印象に反して穏やかな風情の枝ものです。また植物学的には「夜叉五倍子(やしゃぶし)」ともいう名が示す通り、五倍子(ふし)を採るために利用されてきた歴史もあり、染料や薬用にも関わりが深い植物です。蕾にはほんのりとしたワックス質の光沢があり、ドライな質感ながらも上品な存在感。どこか東洋的な静けさを感じる一枝です。



4.マンサク 紅葉

産地:群馬県/小野里 茂さん

属性:マンサク科

“まず咲く”ことから名付けられたといわれるマンサク。春先に黄色い花を咲かせますが、秋の紅葉も格別です。橙から深紅へとゆっくり色づき、葉脈の美しさが際立ちます。カサリと乾いた音を立てる葉の質感にも季節の移ろいが感じられます。



5.孔雀ヒバ(くじゃくひば)

産地:静岡県/那須 昌子さん

属性:ヒノキ科

針葉樹の中でも独特の繊細さを持つ孔雀ヒバ。小さな葉が層をなすように重なり、その名の通り孔雀の羽を広げたような優雅なフォルムです。ヒノキ科特有の香りが漂い、深呼吸したくなるような心地よさ。さわやかな芳香が空間に満ち、まるで森の中にいるような清々しさをもたらしてくれます。そして冬の訪れを予感させます。



6.マートル実付き

産地:山口県/花房(花維新の会)さん

属性:フトモモ科

銀梅花(ギンバイカ)とも呼ばれるマートルは、古くから“幸福の木”としてヨーロッパの祝福のシーンに登場してきました。初夏には白い花を咲かせ、秋には可愛らしい実をつけます。ほんのり甘く爽やかな香りを放ち、枝を飾るだけで空間に清らかな気配が漂います。



7.ベニバスモモ

属性:バラ科

スモモの仲間で、春には白い花、夏には赤紫の葉、秋にはさらに深みを増した紅色へと変化します。バラ科ならではの上品な枝ぶりで、どの角度から見ても品があります。今の季節は特に葉色が美しく、光を透かすとワインのような透明感が。まっすぐな枝ぶりに凛とした美しさがあり、秋の色を静かに引き立ててくれます。






今週は、樹木の香りと紅葉の彩り、そして実ものの静けさが調和する、まさに“秋と冬のあわい”を感じる枝ものたち。

深呼吸したくなるような自然の空気を、お部屋の中にも取り入れてお愉しみください。

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